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超一流プロデューサーとしての名声を得た彼が、1968年に再び自分のプロダクションを興したのがこのFlying Dutchman Records(フライング・ダッチマン)。インパルス!時代にも攻めたプロデュース作を残してきたが、フライング・ダッチマンでは当時勃興していた「ブラックパワー」色を出したファンキーではあるが内省的なジャズファンクの名作を数多く残した。
主なアーティストとしては、宇宙を感じる美しいビートが印象的なLonnie Liston Smith(ロニー・リストン・スミス)、ヨーデルのように自由な旋律を奏でるLeon Thomas(レオン・トーマス)、アルゼンチン出身の作曲家兼サックス奏者Gato Barbieri(ガトー・バルビエリ)、歌う吟遊詩人Gil Scott-Heron(ギル・スコット・ヘロン)等、時代を代表する個性派ばかり。
高品質な作品を数多くリリースしていたが、セールス的には結果を残せず1976年に買収された。