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ラップとポエトリー・リーディングがミックスしたようなスタイルはラスト・ポエッツと共通しているが、社会的なテーマが多いラスト・ポエッツに比べて、ライトニン・ロッドの本作は、もっと日常的な人間の欲がテーマになっている。
グループの時との一番の違いは、バックトラックの豪華さ。最もポップな作品である1曲目の“Sport”では、クール&ザ・ギャングが担当。他の曲でもKing Curtis(キング・カーティス)をはじめ、Bernard Purdie(バーナード・パーディ)、Cornell Dupree(コーネル・デュプリー)、Jerry Jemmott(ジェリー・ジェモット)、Billy Preston(ビリー・プレストン)とソウル史に数々の名演を残した面々がいる。彼らの他にも、ジャズ界やソウル界から数多くのビッグ・ネームが参加している。
これほどのレベルのファンクを残しているのだから、このアルバムのインスト版も聞いてみたい。
Producer: Alan Douglas
1973年