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まずはベースJerry Jemmott(ジェリー・ジェモット)のグルーヴで幕を開け、そこにBernard Purdie(バーナード・パーディ)の未来的で時代を超越したドラムが加わる。バンドの骨格ともいえるふたりのリズムに、温かな血液を通す役割がギターのCornell Dupree(コーネル・デュプリー)。彼らこそ、ソウル史に残るバックバンドKingpins(キングピンズ)だ。
これだけでは終わらない。オルガンにはゲストでBilly Preston(ビリー・プレストン)、ホーンセクションにはStax Records(スタックス)で数多くの歴史的名演を残したThe Memphis Horns(メンフィス・ホーンズ)まで参加している。個々のメンバーが主役であるキング・カーティスに匹敵するぐらい米国のブラック・ミュージック史に残る偉大な面々なのだ。
このライヴはAretha Franklin(アレサ・フランクリン)の前座として行われ、彼らはそのままアレサのバックバンドも務めている。このアルバムと“Aretha Live at Fillmore West”と併せて聞けば、当時の雰囲気をそのまま擬似的に味わうことができる(後にこのふたつのライヴをセットにした4枚組のCDも発売されている。)。
『ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト』発売日の1週間後、キング・カーティスはニューヨークの自宅に戻ったところ、不幸にもたまたまそこにいたふたりの麻薬ジャンキーと口論になり、ナイフで刺され命を落としてしまった。
キング・カーティスはサム・クックの伝説的なハーレム・スクエア・クラブのライヴでもサッックスを吹いている。
Producer: King Curtis, Arif Mardin, Jerry Wexler
1971年