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ルーファス・トーマスの人気が頂点に達したのが、この『ドゥー・ザ・ファンキー・チキン』の頃。タイトル曲はルーファス・トーマスお得意の動物ネタを使った曲で、彼の代表曲のひとつ。バックは初期Bar-Kays(バーケイズ)。猫ネタを使ったA5 “Bear Cat”は、1953年の彼の出世作で、Big Mama Thornton(ビッグ・ママ・ソーントン)の『ハウンド・ドッグ(エルヴィス・プレスリーのバージョンが有名なあの曲)』へのふざけたアンサー・ソング。The Dominoes(ドミノズ)のオリジナルをScreamin’ Jay Hawkins(スクリーミン・ジェイ・ホーキンス)のような意味不明のスキャットでズタズタにしたA3 “Sixty Minute Man”もオモロかっこいい。
バックはスタックスのオールスター・チームで超一流。サウンドはメンフィスそのもの。ソウル、ファンク、ゴスペル、ブルースと様々なフォーマットを使いながら、街のあちこちを茶化しながら練り歩くような感覚で底抜けに明るい。
Producer: Al Bell, Al Jackson Jr., Steve Cropper, Tom Nixon
1970年