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再発元のLight In The Attic Recordsの解説によると、T.L.バレットは通りの名前になるほど地元シカゴでは相当有名な牧師だったらしい。ジャケット写真を見る限り、あまり真面目そうには見えないが、治安の悪いサウスサイドで熱心な活動をしていたらしく、アース・ウインド&ファイヤーのモーリス・ホワイト、フィリップ・ベイリー、ダニー・ハサウェイ、サン・ラーとも交流があったようだ。Chess Records(チェス)のスタジオ・ミュージシャン、リチャード・エバンスとも知り合いだったようで、このアルバムに参加してもらっている。
全編にわたって歌いまくる青少年コーラス隊が爽やかなゴスペル感を醸し出しているが、サウンド自体はかなりファンキー。T.L.バレットのソウル・ヴォーカルも相当なもので、単に元気がいいだけではなく、“Nobody Knows”のような泣ける曲もある。
1971年