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リーダーのMaurice White(モーリス・ホワイト)はRamsey Lewis Trio(ラムゼイ・ルイス・トリオ)のメンバーだったので、この作品でもジャズやラテン、アフロの香りはあちこちでする。1曲目の“Evil”はモーリス・ホワイトが奏でるカリンバの音が心地いい。ラストの“Zanzibar”なんかは大人気の頃のアース・ウィンド&ファイアーでは考えられない位かっこいいジャズファンクだし、スピリチュアルになりすぎていないところも好感が持てる。
オススメはなんといってもタイトル曲の“Keep Your Head to the Sky”。Phillip Bailey(フィリップ・ベイリー)のハイトーンヴォイスが天国に連れて行ってくれる。
モーリス・ホワイトのバックグラウンドであるジャズと、時代的に勢いのあったファンク、そしてエンターテイメント性の高いブラックミュージックが適度に混ざり合い、独自の心地を良さを作り出している。
Producer: Joseph Wissert
1973年