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いつものようにサン・ラー流宇宙観が描かれているが、どこか銀河系の旅の途中に訪れた星で居眠りでもしているようなホッコリ感がある。A1 “Springtime Again”で眠りに落ち、A2 “Door of the Cosmos”ではその星の生物が築いた文化を見て歩き、ラストの“Sleeping Beauty”で、すべてはやはり夢であったと気づくという具合だ。
“Door of the Cosmos”は現代のスピリチュアル・ジャズ集団ビルド・アン・アークがカバーしている。(“Build An Ark”という名前は、きっと“Arkestra”から取ったのだろう。グループの組織形態といい、両者はそっくりだ)。
このアルバムを聞いて眠ってしまっても心配ない。寝ていようが起きていようが、要はトリップするのが目的だからだ。
1979年