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ピーター・ガブリエルとのコラボにより、80年台後半から西洋でも急速にその存在が知られるようになったヌスラット・ファテ・アリ・ハーン。このアルバムも西洋の音楽ファンに知ってもらうことを重視していたこともあり、本来のカッワーリーとは違い、一般的な楽器を併用したロック的なアプローチを取っている。
ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンの声は非常にソウルフルであり、そのフレーズはジャズ・ヴォーカリストのように自由自在である。またバックのサウンドはファンクにも共通するようなトリップ感がある。こんな高品質なエスノファンクを民族音楽ファンだけが楽しむのは、あまりにももったいない。
ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンは、西洋向けの作品以外にも、ディープで良質なカッワーリーをたくさん残しているので、もっとブッ飛びたい方は、そちらもどうぞ。
Producer: Michael Brook
1990年