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まるでJB’sのようなギターのリフで始まるA1 “No Agreement”。そこにフェラ・クティの魔法のようなオルガンが続き、とどめは強烈なホーンセクション。規律のとれたホーンセクションと、フェラ・クティの自由なサックスソロの対比が、軍とカラクタの戦いを象徴しているかのようだ。このアルバムでは、ゲストとしてArt Ensemble of Chicago(アート・アンサンブル・オブ・シカゴ)のLester Bowie(レスター・ボウイ)がトランペットで参加している。
“No Agreement”で「妥協はしない。交渉もしない。未来永劫ずっと合意はない」と歌うフェラ・クティは、メジャーな存在では唯一、音楽を武器にして、生涯体制側と戦ったアーティストだ。
Producer: Fela Anikulapo Kuti
1977年