Twitter Facebook

ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVW | XYZ
ABC | DEF | GHI | JKL | MNO | PQR | STU | VWXYZ
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVWXYZ

Fela Ransome-Kuti & the Africa ’70 with Ginger Baker / LIVE!

世界に衝撃を与えたアフロビートの王様

フェラクティ Live,
Fela Ransome-Kuti &
the Africa ’70
with Ginger Baker,
1974
ナイジェリアで生まれ育ったFela Kuti(フェラ・クティ)。ロンドンに留学して西洋音楽も学んだ彼は、ジャズや地元で人気のあったハイライフ、そしてアフリカでも人気のあったJames Brown(ジェームス・ブラウン)等の影響を受けながら、独自のグルーヴを築いていく。「アフロビート」とは彼がアメリカツアー中の記者会見で発した言葉から、その後も使われるようになった。

このライブアルバムには、元Cream(クリーム)のGinger Baker(ジンジャー・ベイカー)が参加している。ベイカーはクリーム解散後、アフリカンリズムを吸収するために、ガーナやナイジェリアにまで出かけるほど、原始の音楽に魅かれていた。つまりこの作品には、白人屈指のドラマーとアフリカ・ナンバー1のドラマー、Tony Allen(トニー・アレン)がツインドラムで共演しているのだ。オリジナル版には入っていないが、再発版にはこのふたりのドラムソロ(ドラムデュエット?)がボーナスとして収録されている。

サウンドはリズムを幾重にもかさねて、ホーンセクションやヴォーカルもリズム楽器のように奏でられている。まさしく、踊るためだけに存在する音楽だ。

フェラ・クティは非常に多作で50枚以上アルバムをリリースしているが、どれも質は高いので、ジャケット買いや時代で選んでも外すことはない。

アフロビートを世界に広めたフェラ・クティ&ザ・アフリカ70の貢献度はあまりにも大きい。

全カテゴリーのライヴアルバムで最高のものを紹介するローリングストーン誌の“50 Greatest Live Albums of All Time”にも選出されている。

Producer: Jeff Jarratt
1971年



Let's Start - Fela Ransome-Kuti & the Africa ’70
関連アーティスト