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クラシックからジャズへと傾倒するようになり、このアルバムの後にはWeather Report(ウェザー・リポート)のオリジナル・メンバーとなったミロスラフ・ヴィトウス。“Infinite Search”は、彼自身やジャズ界がターニング・ポイントを迎えた時期に作られたわけだが、本作はちょうどその空気感をうまく捉えており、時代の熱気のようなものを非常に感じる。このアルバムの邦題は『限りなき探求』と名付けられているが、まさしく知的なミロスラフ・ヴィトウスが探求しようとした音楽の種がここにはある。
オススメはジョン・マクラフリンの攻撃的なギターが唸るA1 “Freedom Jazz Dance”。
プロデュースはハービー・マン。ミロスラフ・ヴィトウスはハービー・マンの名作『メンフィス・アンダーグラウンド』でもプレイしている。
この時代のこれだけのメンバーが揃っているのなら間違いない。
Producer: Herbie Mann
1970年