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ソウル&ファンク大辞典

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Flora Purim / OPEN YOUR EYES YOU CAN FLY

亜熱帯の花弁のように揺れるブラジリアン・ヴォイス

フローラ プリム Open Your Eyes
You Can Fly,
Flora Purim, 1976
声を楽器のように操るブラジル出身の歌姫フローラ・プリム。60年代にブラジルの音楽をアメリカに伝えた立て役者がアントニオ・カルロス・ジョビンやセルジオ・メンデスだとすれば、70年代は彼女の名前を外すことはできないだろう。本作はタイトル通りサウンドに身を任せればエクスタシー確実。

フローラ・プリムはChick Corea(チック・コリア)のReturn to Forever(リターン・トゥ・フォーエバー)に参加し、一躍注目される。サウンドとしてはラテンフュージョンをベースに、ブラック・ミュージックのテイストをプラス。この人のアルバムはいつもそうだが、ミュージシャンの選択のバランスが絶妙だ。ブリブリベースのAlphonso Johnson(アルフォンソ・ジョンソン)に、キーボードをブンブン弾きまくるGeorge Duke(ジョージ・デューク)、そしてブラジルのDNAをグルーヴに刻み付けるパーカッションのAirto Moreira(アイアート・モレイラ)が暴れまくるA1のタイトル曲は必聴。最高にファンキーで、メディテーションもできる70年代のマスターピース。

彼女の夫はこのアルバムにも参加している70年代のブラジルの偉人、アイアート・モレイラ。

Producer: Orrin Keepnews
1976年



Open Your Eyes You Can Fly - Flora Purim
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