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ソウル&ファンク大辞典

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George Duke / A BRAZILIAN LOVE AFFAIR

爽やかに脳を刺激するブラジリアン・ファンク

ジョージ・デューク A Brazilian Love Affair,
George Duke, 1979
心地良さと少し難しいパズルを解くような知的刺激に溢れたジョージ・デュークの『ア・ブラジリアン・ラヴ・アフェア』。タイトル通りレコーディングは主にリオデジャネイロで、残りはロサンゼルスで録音された。時代的にフュージョンの影響を受けているが、究極の気持ち良さを追求したフュージョン系のアーティストとは違い、複雑な音楽背景を持つジョージ・デュークの本作は、美しいメロディと複雑なリズムが絡み合い、どちらかというとブラジルのMPBに近い。

A3 “Cravo E Canela”を提供したMilton Nascimento(ミルトン・ナシメント)やブラジリアン・フュージョンの歌姫Flora Purim(フローラ・プリム)、Airto(アイアート)等を始めブラジルのアーティストもたくさん参加しているが、米国人アーティスト主導の作品にゲストとしてブラジル人が参加しているのではなく、ブラジル音楽に心酔したジョージ・デュークがブラジル人とともに一つ一つの音を積み重ねていったことが成功につながったのだろう。

超有名なA1 “Brazilian Love Affair”もいいが、続く“Summer Breezin’”のジョージ・デュークのソロも脳がトロけそうになる程気持ちいい。

Producer: George Duke
1979年



Brazilian Love Affair - George Duke feat. Gabriela Anders
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