Twitter Facebook

ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVW | XYZ
ABC | DEF | GHI | JKL | MNO | PQR | STU | VWXYZ
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVWXYZ

Airto / FREE

全く同じメンバーで全く同じ曲をカバーした大胆不敵な作品

アイアート モレイラ Free,
Airto, 1972
ブラジルのリズム職人、アイアート・モレイラのCTI移籍後第1作目。一曲目がいきなりChick Corea(チック・コリア)の“Return to Forever”で意表を突かれる。アイアート自身もチック・コリアのバージョンに参加していたが、ピアノにチック・コリア本人、ベースにStan Clarke(スタンリー・クラーク)、フルートでJoe Farrell(ジョー・ファレル)、ヴォーカルはモレイラの夫人であるFlora(フローラ・プリム)と、その他のメンバーまで全く同じとは大胆。曲の印象も似ているが、CTIとECMのプロデュースの違いを聴き比べてみると面白い。

圧巻はアフロとブラジルが合体し、パーカッショニストとしての本領を発揮するタイトル曲“Free”。こうした曲がスピリチュアルではなく、肉体的に表現できるところがブラジル人の恐ろしいところ。

アイアート・モレイラは、CTIに移籍したことで、ソロアーティストとして一気に垢抜けた。

B2 “Lucky Southern”のギターでGeorge Benson(ジョージ・ベンソン)が参加。

Producer: Creed Taylor
1972年



Return to Forever - Airto
関連アーティスト