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前作からは女性リードヴォーカルのLani Hall(ラニ・ホール)以外、全員メンバーチェンジしているが、このユニットはセルジオ・メンデスの脳内イメージの具現化のために存在するのでサウンド面の大きな変更はない。この時期はすでに活動の拠点をアメリカに移していたので、米国人Dave Grusin(デイヴ・グルーシン)指揮によるゴージャスなオーケストラと、セルジオ・メンデスの誰にでも楽しめるように噛み砕くようなポップなブラジル音楽のアレンジが完成の域に達している。欧米のカバーソング以外にも、“Upa, Neguinho”や“Laia Ladaia”等、今でも全く錆びを感じない名曲だ。
ボサノバ、サンバ、ポップス、ジャズを巧みなバランスで最上級の音楽に仕上げるセルジオ・メンデス&ブラジル66は、どの作品も時代を超えた名作ばかり。70年代に大きなムーヴメントとなるフュージョンは、こうしたブラジル人アーティスト達の影響がかなり大きいだろう。
Gal Costa(ガル・コスタ)、Flora Purim(フローラ・プリム)、Jorge Ben(ジョルジ・ベン)等、国際的に活躍したブラジル人アーティストは多いが、セルジオ・メンデスが、Antonio Carlos Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビン)と並び、最も早く、そして最も長きにわたり、世界中で親しまれたミュージシャンではないだろうか。
Producer: Sergio Mendes
1968年