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インダストリアル系を想起させるイントロのA1 “Kundalini”では、ノイズまじりのテープ音とデジタル音、そして有機的なパーカッションが一体となり、大都会のエスノミュージックが現れる。続くA2 “Vegas El Bandito”では一転してギターも入り一挙に米国のファンクに突入するのかと思いきや、ジャマイカのダブのようなサウンドが重なり、景色はやはりロンドンの近未来のように変化してゆく。A3 “Mary’s Operation”では、ダブを引き継ぎながらビートレスでサイケデリックな世界へと連れて行かれる。
カバーデザインは当時タイポグラフィの世界に革命を起こしたNeville Brody(ネヴィル・ブロディ)。プロデュースのクレジットには変な名前で入っているがThrobbing Gristle(スロッビング・グリッスル)やPsychic TV(サイキックTV)での活動が有名なGenesis Breyer P-Orridge(ジェネシス・P・オーリッジ)とPeter Christopherson(ピーター・クリストファーソン)が関与している。
Producer : Tony, Terry and David
1982年