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特に早くからニューオーリンズ・ソウルに注目していたパーマーらしく、1曲目の“Sailing Shoes”からAllen Toussaint(アラン・トゥーサン)の名曲でLee Dorsey(リー・ドーシー)も歌った“Sneakin' Sally Thru The Alley”まで、ノンストップでセカンドライン・ファンクが続く。Power Station(パワーステーション)の頃のように、バッチリきめる感じはあまり無く、ルーズに歌う本作でのスタイルは、ニューオーリンズ・ソウルにも合う。全体的にはロックよりも、ソウル色の方が強く感じられるが、音のバランスや録音の仕方などはロックのアプローチも感じられる。英国人視点のセカンドライン・ファンクという屈折した感じが面白い。ロック・ファンだけに聞かすにはもったいないブルーアイド・ソウルの名盤。
バックには、Cornell Dupree(コーネル・デュプリー:ギター)、Richard Tee(リチャード・ティー:ピアノ)、Bernard Purdie(バーナード・パーディ:ドラム)、Steve Winwood(スティーヴ・ウィンウッド:ピアノ)等の渋い面々も名を連ねている。
Producer: Steve Smith
1975年