ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。
このアルバムの醍醐味は何といっても、そのリズムだ。ドラムのJoseph Modeliste(ジョー・モデリスト)、ベースGeorge Porter, Jr.(ジョージ・ポーター・ジュニア)、そしてカッティングギターが冴えるLeo Nocentelli(レオ・ノセンテリ)の生み出すファンキーなグルーヴは、全盛期のファンク・ブラザーズやJ.B.’sにも匹敵する。
これだけのグルーヴがあるのだからサンプリングネタにも尽きることがない。タイトル曲の“Look-Ka Py Py”はサイプレス・ヒルの“The Phuncky Feel One”をはじめ大勢のアーティストに取り上げられている。その他にも有名な曲だけでもA2 “Rigor Mortis”はジャングル・ブラザーズの“I’m Gonna Do You”、A6 “Funky Miracle”はギャング・スターの“Take a Rest”、B2 “Little Old Money Maker”はウルトラマグネティックMC’sの“Ease Back”と数え切れないほどある。
オールドファンクの名盤としてだけではなく、DJやヒップホップ世代にとってもネタ満載の教科書的一枚。
Producer: Allen Toussaint, Marshall E. Sehorn
1969年