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B級といっても、音は非常にゴージャス。ホーンセクションにストリングスや女性コーラス隊まで入っており、まさにバリー・ホワイト並み。サウンドがところどころ、パクリを感じるため、B級感が拭えないだけだ。また、ジュパー・ユニバーサル・オーケストラには、ギターでPhil Upchurch(フィル・アップチャーチ)が参加しており、A級のスパイスもかかっている。
ちなみにこのアルバムには3種類のカバージャケットがある。最初のふたつはJu-Par Records(ジュパー)からリリースされた滝の写真のものだが、タイトルが見やすいように、途中で空が広い写真に変更されている。3つ目はモータウンの配給でリリースされたもので、女性がヘッドフォンをしている写真。
Dave Hamilton(デイヴ・ハミルトン)やRoy Ayers(ロイ・エアーズ)の『コフィー』辺りが好きな人、またはCTIでは美しすぎるという人には気に入ってもらえるだろう。デトロイトの奥深さを知ることができる隠れた名盤。
Producer: Bruce Swedien, Dick Boyell, John “Juney” Garrett, Richard Parker
1976年