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ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

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Chi-Lites / A LONELY MAN

すべての人を優しく包み込む最高のスウィートソウル

シャイライツ A Lonely Man,
Chi-Lites, 1972
70年代初期、シカゴのヴォーカル・グループとして、人気・実力ともに最高峰に君臨していたシャイ・ライツ。その甘く切ないスウィートソウルは非の打ち所がない。一晩中踊り明かすようなビートのノーザンソウルの中心地であり、哀愁溢れるブルースが熟成した街でもあるシカゴ。シャイ・ライツのサウンドは、湖岸に栄えたウィンディ・シティを写し取ったようでもある。

アレンジやハーモニーもいいが、曲の素晴らしさはEugene Record(ユージン・レコード)の才能に負うところが大きい。本作ではマーヴィン・ゲイの“Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)”等のカバー曲もあるが、9曲中7曲は彼の作品。収録曲はどれも素晴らしいが、やはり代表するのはビルボードでチャート1位を獲得した“Oh Girl”だろう。ヒット曲が山ほどあるシャイ・ライツだが、Billboard Hot 100で1位を獲得したのはこの曲だけ。少し意外な気がする。

A4 “Being in Love”はユージン・レコードとともにBarbara Acklin(バーバラ・アクリン)も共作者として名を連ねている。

最高のソウルは最高のポップスでもあることを証明した、音楽好きなら誰でも楽しめる作品。

Producer: Eugene Record
1972年



Oh Girl - Chi-Lites
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