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サンフランシスコを拠点として活動し、地元では有名な存在だったシルヴェスターが、一躍全米に知られるようになったのが、1978年“You Make Me Feel (Mighty Real)”の大ヒットだった。その後も“Do Ya Wanna Funk(1982年)”等のヒットが続き、「ディスコの女王」と呼ばれるようになる。ちなみにシルヴェスターのバックで歌っていた大柄な女性ふたりのコーラスが、後に“It’s Raining Men(1982年)”の大ヒットを飛ばすWeather Girls(ウェザー・ガールズ)となる。
Sam Cooke(サム・クック)が人種の壁をぶちこわし、ソウルの歴史を切り開いたように、シルヴェスターはゲイへの偏見をものともせず突き進み、それをエンターテイメントとして昇華させた先駆者といえる。彼の映像を見れば、どれだけ多くの人たちに影響を与えたかは、すぐに想像がつくだろう。