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一応ギターとヴォーカルを担当するWali Aliという人物を中心に、ドラムとベース、そしてヴァイオリンというソウル・バンドとしては変則4人組のジンガラ。彼らにとっての唯一のヒット曲 A3 “Love’s Calling”では、ゲスト・ヴォーカルとしてまだ無名時代のJames Ingram(ジェームス・イングラム)がリードを取っている。彼はちょうど同時期にクインシー・ジョーンズの“The Dude(邦題:愛のコリーダ)”にも参加しており、スターへの階段を駆け上ろうとしている時だった(ということは二人のスーパー・プロデューサーにジェームス・イングラムは注目されていたということになる)。
このアルバムではB1 “I Surrender”のようなアップテンポの曲もいいが、もっと素晴らしいのがA面の全てを占めるバラードの数々。やはりラモント・ドジャーの曲であることと、時代的に洗練されながらも生音の良さも残しているところが絶妙の塩梅。
Producer: Lamont Dozier
1981年