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ソウル&ファンク大辞典

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Patrice Rushen / STRAIGHT FROM THE HEART

ジャズからダンスフロアにフィールドを移して大成功した超有名曲収録

パトリース ラッシェン Straight from
the Heart,
Patrice Rushen, 1982
70年代にはすでにジャズミュージシャンとして一定の評価を獲得していたパトリース・ラッシェン。しかし、時代がメロウに流れるのに呼応するように、徐々にスタイルを変えていき、ついにはポップミュージックの王道にまで躍り出た。これは、彼女に限ったことではなく、ジョージ・ベンソンやジョージ・デューク等も同じ道を辿っており、彼らジャズミュージシャンが80年代のブラック・コンテンポラリー隆盛の時代を支えていた。そして今となっては、この“Straight from the Heart(邦題:ハート泥棒)”が、誰もが認める彼女にとっての代表作になった。

その中でも決定的なキラーチューンが1曲目の“Forget Me Nots”。ビルボードで23位まで上昇し、パトリース・ラッシェン最大のシングルヒット。後にウィル・スミスが映画のタイトル曲のネタとして使い、サビの歌詞を『メン・イン・ブラック』に差し替え、世界中で大ヒットさせている。

もう一曲、意外にも感じるが“Forget Me Nots”以上にサンプリングやカバーされているのが、メロウな“Remind Me”。コモンやメアリー・J・ブライジのバージョンも有名。

Producer: Patrice Rushen, Charles Mims Jr.
1982年



Forget Me Nots - Patrice Rushen
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