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一言で表すとファーストよりも非常に渋い。時にはサザンソウルのようにも感じるスティーヴ・マンチャの熱いヴォーカルに、Chairmen of the Board(チェアメン・オブ・ザ・ボード)のGeneral Johnson(ジェネラル・ジョンソン)を始め、Invictus/Hot Wax(インヴィクタス/ホット・ワックス)の洗練されたアレンジがなされ、70年代デトロイト・ファンにはたまらない仕上がりとなっている。変わったところではビー・ジーズの“Words”や、ソフト・ロックバンド、アソシエイションの“Never My Love”も取り上げている。根っからのソウルファンには許されないかもしれないが、デトロイトらしい懐の深さで、なかなかのセンスだと思う。
ワンハンドレッド・プルーフ・エイジド・ソウルを語るときに、あまり出てこないセカンドだが、聞かずにいるのはあまりにももったいない高品質な作品。
Producer: Ron Dunbar, General Johnson, Greg Perry
1972年