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ソウル&ファンク大辞典

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Kenny Dorham / AFRO-CUBAN

踊れるアフロ・キューバン・ジャズのド定番

ケニー ドーハム Afro-Cuban,
Kenny Dorham, 1957
まだジャズでもキューバ音楽でも踊る習慣のなかった1980年代のロンドンで急に起きたアシッド・ジャズ・ブーム。パンクとジャズに強い影響を受けたThe Pop Group(ザ・ポップ・グループ)のようなバンドは登場していたが、こうした古い音源も同時に愛されていたのだ。そのブームの時に再注目されたのがトランペット奏者ケニー・ドーハムの名盤“Afro-Cuban”だった。タイトル通りのアフロ・キューバン・ジャズの定番として知られるが、イメージ通りのサウンド聞けるのはA面の4曲のみ。この4曲はLPとして発売される2年前の1955年に10インチ盤としてリリースされている。それにB面の3曲が追加録音され、LPとして1957年に再リリースされた。

オススメはもちろんA面。特にA1の“Afrodisia”は、現在でもクラブ・ジャズ・クラッシックとして人気があり、このアルバムを代表する1曲でもある。ドラムのArt Blakey(アート・ブレイキー)とキューバからアメリカに来たばかりのコンガ奏者Carlos “Patato” Valdes(カルロス・パタト・ヴァルデス)のみならず、ピアノのHorace Silver(ホレス・シルヴァー)までパーカッションの一部のようにリズム隊に絡み合い、刺激的なグルーヴを生み出している。

60年以上前のサウンドが、21世紀のクラブで並列にかけても違和感がないなんて奇跡的なことだ。

Producer: Alfred Lion
1957年



Afrodisia - Kenny Dorham
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