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パンクスピリッツを失った彼らが取り入れたものとは? 「ハード」は全編ダンスフロア向けの曲で占められている。これでは従来のファンから見放されても仕方がないが、これがなんとも素晴らしくクールで、時にはアフロも感じるファンクに仕上がっているのだ。
以前のギャング・オブ・フォーとは全く異なるリズムの揺れに変わり、アンディ・ギルのギターは控えめになった。しかし、ギルのギターは新しいスタイルに非常にうまくはまっており、パンクを経験したグループにしか出せない味がある。
プロデュースのアルバート・ブラザースは、マイアミのCriteria Studios(クリテリア・スタジオ)での「ファット・アルバート・ドラム・サウンド」と呼ばれる独特のドラムの録音方法が有名。ローリング・ストーンズやデレク&ザ・ドミノス等のロック系が中心だったが、アレサ・フランクリンやジミ・ヘンドリックス、ベティ・ライト等のブラック系アーティストも手がけている。
Producer: Howard Albert, Ron Albert
1983年