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ボビー・ウーマックの音楽は非常に懐が深いので、聞く人によって惹かれるポイントも違ってくるだろう。
“Across 110th Street”のようなファンキーな曲が好きな人なら、ボビー・ウーマックのシャウトが冴えるA1“I Can Understand It”やB1“Simple Man”がオススメ。
メロウなグルーヴならA2“Woman’s Gotta Have It”。この曲にはサム・クックの娘で、ボビーの弟であるセシルの妻、リンダ・ウーマックが共作に名を連ねている。50セントの“What If”のネタにもなっている。
ルーツ系ならボビー・ウーマックの本領発揮ともいえるB2“Ruby Dean”や途中のホーンセクションの入り方が面白いB3“Thing Called Love”、彼の歌が染み渡るようなB5“Harry Hippie”もいい。
レコーディングは、メンフィスの名門アメリカン・サウンド・スタジオと、マッスルショールズの二カ所。
コーラスで『コフィ』等のブラックスプロイテーション・ムービーのスターで、クエンティン・タランティーノの『ジャッキー・ブラウン』に主演したPam Grier(パム・グリア)が参加。
Producer: Bobby Womack
1972年