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この時代の空気をよく表しているのはB面の2曲。楽器の一部としてヴォーカルを取り入れ、ブラックジャズを一つのジャンルに収まらない高い境地に導いている。
全編にわたり大活躍しているのが、Jimmy Owens(ジミー・オーウェンズ)だ。全体に張り詰めた70年代らしい緊張感は、彼のつんざくようなトランペットの影響が大きい。
ビリー・ハーパーは多くの優秀なドラマーと共演しているが、このアルバムでもBilly Cobham(ビリー・コブハム)、Elvin Jones(エルヴィン・ジョーンズ)、Warren Smith(ウォーレン・スミス)の3人のドラマーを使っている。
“Capra Black”は、Lee Morgan(リー・モーガン)、Kenny Dorham(ケニー・ドーハム)、そして道を切り開いてくれた多くの先人たちに捧げられている。
Producer: Billy Harper
1973年