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ソウル&ファンク大辞典

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Banda Black Rio / GAFIEIRA UNIVERSAL

メロウに激しいグルーヴを生み出すブラジル人バンド

バンダ・ブラック・リオ Gafieira Universal,
Banda Black Rio, 1978
70年代中期を過ぎると、グローバルな舞台で活躍するブラジル人ミュージシャンが一気に増えた。バンダ・ブラック・リオは、こうしたアーティストの中でも、最も米国寄りのファンクで人気を得たバンドのひとつ。それもそのはずで、国際的に活躍できるバンドを必要としていたレコード会社が主導してメンバーを集めたため、彼らが演奏する音楽も、ブラジル音楽をベースに、ソウル、フュージョン、ファンク等をミックスしたものになることは運命付けられていたからだ。

ブラジル音楽とジャズファンク系の相性の良さは、他のアーティストでも実証済みなので、バンダ・ブラック・リオでもうまく機能している。彼らの音楽は、クール&ザ・ギャングやアース・ウィンド&ファイヤーと比較されるようだが、もう少しメロウな同時期のクルセイダーズに近いような気もする。しかし、メロウなのにブラジル人ならでは細かいリズムが織り込まれているので、グルーヴは激しい。

オススメは、ファンキーなヴォーカル入りでは、A1 “Chega Mais”とB1 “Rio De Fevereiro”。インストではA5 “Ibeijada”とB2 “Dança Do Dia”、B3 “Samboreando”。B5 “Expresso Madureira”は、インコグニートにカバーされた。

Producer: Durval Ferreira
1978年



Rio De Fevereiro - Banda Black Rio
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