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ジョニー・オーティスの音はどの時代もエンターテイメント性が高く面白いが、特にファンキーだったのが、全盛期を過ぎた1960年後半からの音。人気のピークは過ぎていたが、音楽的には全く落ち着いておらず、息子のShuggie Otis(シャギー・オーティス)がメンバーだったのに下ネタもバンバン平気で連発していた。
オススメは1968年“Cold Shot”収録の“The Signifying Monkey”、“Country Girl”や、1970年“Cuttin’ Up”収録の“The Watts Breakaway”。どれも古き良きブラック・ミュージックを、この時代、最先端だったファンクにアレンジしており、胡散臭く、まさにファンキーな芸風を完成させている。
「遺伝子的に俺は純粋なギリシア人だが、精神的・環境的・文化的にはブラックコミュニティーの一員でありたいと思う」と生前語っていた。