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ソウル&ファンク大辞典

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Tyrone Davis / TURN BACK THE HANDS OF TIME

ハイセンスなシカゴソウルに魂を注入したシンガー

タイロン・デイヴィス Turn Back the Hands of Time,
Tyrone Davis, 1970
Willie Henderson(ウィリー・ヘンダーソン)のハイセンスなシカゴソウルの味付けと、熱いタイロン・デイヴィスのヴォーカルがいい味を醸し出しているセカンドアルバム“Turn Back the Hands of Time”。タイトル曲はポップチャート3位の大ヒットとなった。

Freddie King(フレディ・キング)の付き人として音楽業界に入ったという、演歌歌手のような経歴を持つタイロン・デイヴィス。彼の歌声に人生を背負ったような熱さを感じるのは、その経歴のせいだろうか。Dakar Records(ダカー)のCarl Davis(カール・デイヴィス)に発掘され、“Can I Change My Mind”の大ヒットで一気にブレイクした。

セカンドアルバムではプロデュースをウィリー・ヘンダーソンに任せ、よりサウンドの幅が広がった。オススメはやはり大ヒットした軽快な“Turn Back the Hand of Time”。グルーヴするバックの演奏と肩の力の抜けたタイロン・デイヴィスのヴォーカルが気持ちいい。同系統では“Let Me Back in”、“I’ll Be Right Here”、“Is It Something That You’ve Got”もいい。

Producer: Willie Henderson
1970年



Turn Back the Hand of Time - Tyrone Davis
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