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イギリス人らしいクールさを持ちながら、米国のブラックミュージックへの愛情も感じる一筋縄では捉えきれない作品でもある。“Original Man”、“Havakak”とジャズロック系の曲が2曲続いたかと思えば、“Goddamm the Man”では完全に米国南部系のロックに変わる。しかし、途中で展開するハモンドオルガンのソロは完全に英国モッズ系ロック。その流れを汲みつつA4の“In the Deep”は、Brian Auger(ブライアン・オーガー)を彷彿とさせるジャジーな曲へ。
B1の“The Waster”もひねくれている。第一印象としては非常にオーソドックスでブルージーな曲だが、浮遊感漂う展開が気持ちいい。
ピンクフロイドにも似た雰囲気はあるが、スティーリー・ダンや、もう少し米国音楽のテイストもあり、類似バンドがありそうでない貴重なタイプのバンド。
1974年