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このアルバムで最も心を奪われるのは、フランコ・デル・プレトの精密機械のようなドラム。代表曲“Campagna”等のグルーヴは、同時代にMike Clark(マイク・クラーク)が参加していた頃のHerbie Hancock(ハービー・ハンコック)に近い感じもするが、イタリアン・テイストのラテンフレーバーや、時にはアフロも混じるところに個性を感じる。ワイルドなサックスと激しいドラムをつなぐアメリカ人Mark Harris(マーク・ハリス)の浮遊感漂うエレピも効果的。ジェームズ・セニーズの熱いヴォーカルにロックを感じるが、歌がなければ完全にジャズファンク。
メンバー変更が激しかったナポリ・チェントラーレは、アルバムによってスタイルもかなり変わるが、このデビュー作が最もファンキー。
Producer: Napoli Centrale, Paul Nunn
1975年