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とはいってもジミー・ブリスコーのファルセットヴォイスは、なかなか味がある。スウィートな部分では、A1“Forever (I’ll Need Your Love)”やA3 “I Only Feel This Way When I’m With You”、タイトル曲の“My Ebony Princess”は、大人のヴォーカルグループにも負けていない。B5の“My Falling Angel (You Turned Out to Be a Devil”は数少ないアップテンポのいい曲だ。
このグループが本領発揮するのは、やっぱりスウィートソウルで、ジミー・ブリスコーだけではなく、バックトラックを含めてレベルが高い。わざわざインストだけの曲を入れているのもポール・カイザーに自信があったからだろう。ポップな曲で時折ジャクソン5のようになるのはご愛嬌。
Producer: Paul Kyser
1974年