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正直ハンス・ダルファーがオランダ人ということさえ知らなかったが、オランダといえば、今でも文化的にいろんなことが自由なので、世界中がサイケにやられていた1970年ならもっと狂っていたはず。このアルバムでもそんなハッパフミフミな雰囲気を十分に感じる。
このアルバムの内容を象徴しているのは、タイトル曲の“The Morning After the Third”。ゲストとして参加しているJan Akkerman(ヤン・アッカーマン)のギターと、ダルファーのテナー・サックスのバトルが面白い。ヤン・アッカーマンのフレーズは、全くラテンからかけ離れており、ヨーロッパらしいプログレやジャズロックを想起させるもので、場違いな感じが相当ヤバイ。ちなみにヤン・アッカーマンはオランダ発で世界的に有名なフォーカスのメンバー。グループとしてブレイクする直前にこのアルバムに参加している。
Producer: Joop Visser
1970年