ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。
本作はミュージシャンとしてはピークを少し越えた1972年に録音された。プロデュースはミスター・ニューオーリンズともいえるアラン・トゥーサン。当然サウンドはニューオーリンズ色満載だ。
このアルバムのオススメはなんといっても1曲目の“Here Come the Girls”。この曲はニューオーリンズ・ファンク屈指の裏名曲といってもいいほどの出来だ。ニューオーリンズらしいゆるいグルーヴなら“Backstreet Lover”と“Fly Away With Me”。ガンボ風味の熱いバラード“Talkin’ ‘Bout This Woman”も抜群。
Lee Dorsey(リー・ドーシー)をさらにゆるくしたようなアーニー・ケイドーのこのアルバムを聞いていると、コミカルなのになぜか涙が溢れそうになる。ニューオーリンズだけではなくマイアミにも共通するアメリカ南東部のブラック・ミュージック特有のこの明るさとほろ苦さの共存感覚は一体なんなのだろう。
地元のヒーローであるアーニー・ケイドーは、このアルバムの後、地元ラジオ局のDJを務め、強烈なキャラで愛され続けた。
Producer: Allen Toussaint
1972年