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フリージャズというと、時には意味不明な作品もあるが、チャールズ・タイラーのこのアルバムは、全体が映画のような流れを感じる。演者の感情がストレートに伝わるため、ストーリー性のあるスピリチュアル・ジャズとして聞いた方が、素直に心に入るかもしれない。
チャールズ・タイラーはAlbert Ayler(アルバート・アイラー)と出会ったことで開眼し、その後、Ornett Coleman(オーネット・コールマン)とも共演。そしてタイラーとベースのJohn Ore(ジョン・オア)は、この作品の後、Sun Ra(サン・ラ)とも共演している。つまり、彼の人生は常にジャズの革命児とともにあったのだ。
この時代のフリージャズ系ミュージシャンは、ポストパンク期の英国人アーティストにも間違いなく大きな影響を与えている。
Producer: Chuck Nessa, Michael Cuscuna
1978年