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CTI、アフロフューチャリズム、ぐねぐね揺れるシンセサイザーと最先端のパーツを多く取り入れた本アルバム『リーヴィング・ディス・プラネット』だが、最も光っているのは、もうすでに時代遅れとなってしまったチャールズ・アーランドの熱きソウルフルなプレイだ。音は進化しているが、やはりソウルジャズで培った生の息吹はそう簡単に変わるものではない。
オススメも彼の熱さが出たソウルジャズ・ファンクのA1 “Leaving This Planet”と、クールなフレディ・ハバード版とは対照的なA2 “Red Clay”。同じ曲とは思えないほど、ねっとりとファンキーにプレイしている。
ハモンドオルガンを手放していないということは、70年代型に進化しようとしたというよりも、もしかしたら70年代的ジャズを60年代のアプローチで再構築しようとしたのかもしれない。
トランペットでEddie Henderson(エディ・ヘンダーソン)、サックスでJoe Henderson(ジョー・ヘンダーソン)、ドラムでHarvery Mason(ハーヴィー・メイソン)参加。
Producer: Charles Earland
1974年