Twitter Facebook

ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVW | XYZ
ABC | DEF | GHI | JKL | MNO | PQR | STU | VWXYZ
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVWXYZ

Charles Earland / LEAVING THIS PLANET

70年代的ジャズファンクへのちゃぶ台返し?

チャールズ・アーランド Leaving This Planet,
Charles Earland, 1974
Freddie Hubbard(フレディ・ハバード)をわざわざ呼んで、70年代の幕開けを告げるような名曲『レッド・クレイ』を再演しているところから考えても、チャールズ・アーランドがこのアルバムにかけた意気込みは十分理解できる。60年代にはソウルジャズの代表選手の一人として活躍したアーランドだが、時代は大きく変わり、より複雑になった音楽のうねりを彼なりに表現しようとしたのだろう。

CTI、アフロフューチャリズム、ぐねぐね揺れるシンセサイザーと最先端のパーツを多く取り入れた本アルバム『リーヴィング・ディス・プラネット』だが、最も光っているのは、もうすでに時代遅れとなってしまったチャールズ・アーランドの熱きソウルフルなプレイだ。音は進化しているが、やはりソウルジャズで培った生の息吹はそう簡単に変わるものではない。

オススメも彼の熱さが出たソウルジャズ・ファンクのA1 “Leaving This Planet”と、クールなフレディ・ハバード版とは対照的なA2 “Red Clay”。同じ曲とは思えないほど、ねっとりとファンキーにプレイしている。

ハモンドオルガンを手放していないということは、70年代型に進化しようとしたというよりも、もしかしたら70年代的ジャズを60年代のアプローチで再構築しようとしたのかもしれない。

トランペットでEddie Henderson(エディ・ヘンダーソン)、サックスでJoe Henderson(ジョー・ヘンダーソン)、ドラムでHarvery Mason(ハーヴィー・メイソン)参加。

Producer: Charles Earland
1974年



Leaving This Planet - Charles Earland
関連アーティスト