ファッション・デザイナーのマーク・ジェイコブスの愛犬「ネヴィル」のように、インスタグラムのアカウントを持つ犬はこの世に多く存在する。一般人の中にも数万人以上のフォロワーを持つ犬はたくさんいる。こうした有名犬をフォローする人は、その犬と同タイプの犬を好む傾向がある。
住む家を失い、新たな飼い主を探す9千頭の犬のために、オーストラリアの動物保護団体“PetRescue”では、画期的なアイデアを思いついた。「犬のインフルエンサー」に協力してもらい、インスタグラム上で飼い主を見つけようというのだ。協力する側は、ただ #PetMe というハッシュタグを入れるだけ。あとはその人気犬と似たタイプの保護犬を人工知能が探し出し、インフルエンサーのアカウントに自動でメッセージが入力される。
例えば、協力先が大型犬のアカウントの場合、「大きい犬がお好きですか? ここにも優しい大型犬のダグ #1234 が保護を求めています。@petrescueau」というメッセージが登録番号・連絡先とともに表示される。登録番号をクリックすれば、保護を求めている犬の写真を見ることができる。
莫大な「いいね!」を毎回もらう「犬のインフルエンサー」。有名犬の影響力が社会に貢献する「ウィン・ウィン」だらけの素晴らしい企画。