Oneness of Juju / AFRICAN RHYTHMS
名前通りの呪術的レアファンク
African Rhythms,
Oneness of Juju, 1975
バンド名をコロコロと変えたせいか、メジャーな世界では名を残すことができなかったが、レアグルーヴ界では結構有名なワンネス・オブ・ジュジュ。中心メンバーはJames “Plunky” Branch(ジェームス「プランキー」ブランチ)。彼自身も呼び名をいくつも持っているが、この『アフリカン・リズムス』では、何と読むのかも分からないPlunky Nkabinde(プランキー・ムカビンデ?)というアフリカっぽい名前を使っている。プランキーは主にサックス・プレイヤーとしてアヴァンギャルド・ジャズの世界で活躍しているが、本作ではその名の通りアフロ・ファンクに挑戦。
Strata-East(ストラタ・イースト)に所属していたJuju(ジュジュ)の時代からアフリカだけには相当こだわっていたようだ。
『アフリカン・リズムス』でも呪術的な世界が繰り広げられてはいるが、ストラタ・イースト時代から一歩踏み出し、ポップさもかね備えるようになった。同時代のハービー・ハンコックの影響もあるのだろうか。
ヘッド・ハンターズ的な“Poo Too”もカッコいいが、レアグルーヴ的には、女性ヴォーカルが入ったタイトル曲“African Rhythms”と“Don’t Give Up”が光る。
Producer: Jimmy Gray, Plunky Nkabinde
1975年