Twitter Facebook

ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVW | XYZ
ABC | DEF | GHI | JKL | MNO | PQR | STU | VWXYZ
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVWXYZ

Larry Young's Fuel / LARRY YOUNG'S FUEL

次元を超越したコズミック・ファンク

ラリー・ヤングズ・フューエル Larry Young's Fuel,
Larry Young's Fuel,
1975
若くしてリーダー作をリリースし成功を得て、すぐにブルーノートと契約し第一次黄金時代を迎えたラリー・ヤング。その後、新たな境地をマイルス・デイビスの“Bitches Brew”で発見し変化していったラリー・ヤング75年のリーダー作がLarry Young's Fuel(ラリー・ヤングズ・フューエル)。70年代はより過激さを増し、マイルスのようにジャズ以外の要素も多く取り込んでいった。ラリー・ヤングは別名、オルガンのコルトレーンとも呼ばれる。

この作品の凄さは、リスム隊のグループ感に尽きる。特にA面に顕著で、A1 “Fuel For The Fire”に針を落とした瞬間から、もう強引に腰を浮かせるようなリズムにLaura "Tequira" Logan(ローラ・「テキーラ」・ローガン)の浮遊感漂うヴォーカルが重なり、夢見心地にさせてくれる。もちろん、ラリーのスピリチュアルぶりも健在で、エレピとムーグの使うバランスも絶妙。ちなみにベースは80年代からルー・リードのアルバムでいくつもの印象的なプレイを残したFernando Saunders(フェルナンド・サウンダース)。

70年代のジャズファンクで何かを探してるなら、絶対買いの作品!

ジャンルの壁を越えた、コズミックでスピリチュアルな70年代ジャズ・ファンクは、いつ聞いても飽きない。

Producer: Terry Philips & Larry Young
1975年



Fuel for the Fire - Larry Young's Fuel
関連アーティスト