Twitter Facebook

ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVW | XYZ
ABC | DEF | GHI | JKL | MNO | PQR | STU | VWXYZ
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | UVWXYZ

John Holt / 1000 VOLTS OF HOLT

ラヴァーズ・ロックン・スウィートソウル・ナンバー1

ジョン・ホルト 1000 Volts of Holt,
John Holt, 1973
ロックステディ時代はParagons(パラゴンズ)のメンバーとしてジャマイカで人気を集めたジョン・ホルト。ソロになってからは独特の甘い歌声でラヴソングを売りにして、ラヴァーズ・ロックを代表するアーティストの一人になった。その彼がもうひとつ得意としたのがカバーソング。彼は何作もカバーアルバムをリリースしているが、この“1000 Volts of Holt”はその後シリーズ化された人気企画盤。

ジャマイカだけではなく、英国のリスナーもターゲットとしたためラヴソングと相性のいいストリングスが大胆に導入され、ポップソングとしての質も高まった。ソウル系の曲ではChi-Lites(シャイ・ライツ)の“Stoned Out of My Mind”をはじめ、Roberta Flack(ロバータ・フラック)やFugees(フージーズ)もカバーした“Killing Me Softly with His Song”も収録されているが、ポップな曲がとにかくいい。彼が脳天気そうに歌うと何故だかどの曲も哀愁を帯び、ソウルを感じるのだ。もうこれは天性としかいいようがない。

この時期のジョン・ホルトの曲は、レゲエからスウィートソウル側に一歩踏み出しているから、独断で「ラヴァーズ・ロックン・スウィートソウル」というカテゴリーを彼のために与えたい。アーティストの我を前面に出すことよりも、あくまでも心地よさを追求しているため、ループで何時間でも聞いていられる。

Producer: Tony Ashfield
1973年



Stoned Out of My Mind - John Holt
関連アーティスト