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バックを務めるのは、現代にガーナのハイライフを伝えるAfrobeat Academy(アフロビート・アカデミー)、ベルリンのロウファンク・バンド Poets Of Rhythm(ポエッツ・オブ・リズム)のメンバー、フィンランドの奇才Jimi Tenor(ジミ・テナー)と共演したアフロ・ファンク・バンドKabu Kabu(カブ・カブ)等、現代ファンク界のツワモノばかりだ。
エボ・テイラーはギターとヴォーカル、作曲を担当しているが、このアルバムで一番存在感を発揮しているのは、プロデュースのBen Abarbanel-Wolffのパワフルなサックスだ。彼は米国人だが、現在はベルリンで活動しており、アフロビート・アカデミーのプロデューサーでもある。
つまりこの作品は、単なるガーナの伝説的ミュージシャンの回顧録のような作品ではなく、2010年のベルリンの最先端(かつおそろしいほど時代遅れの)ファンクなのだ。
とにかくここまで時代に媚びない音を残してくれたことに感謝したい。
Producer: Ben Abarbanel-Wolff
2010年