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本作『ハウス・オブ・ラブ』もディスコ期の作品。1曲目の“Victim”がシングルヒットしている。キャンディ・ステイトンの特徴は何と言っても歌のうまさ。サウンド・スタイルが変わっても、ソウルフルな歌声は変わらないので、単なるディスコに終わらず、ブラック・ミュージックとしての高い質を保っている。むしろダンスミュージックをうまく取り入れ、幅が広くなったともいえる。
ディスコ調の“Victim”や“Honest I Do Love You”、デイヴ・クロフォードとのデュエット曲である大人ダンサー“I’m Gonna Make You Love Me”、メロウな“Yesterday Evening”、サザンソウル・バラード“So Blue”、ゴスペル“Take My Hand, Precious Lord”と、これほど熱いソウルとほろ苦いポップな感覚を両方持ち合わせるシンガーはそうそういない。
Producer: Dave Crawford
1978年