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オススメはA4 “Blackbyrds’ Theme”。ブラックバーズの音で魅力的だと思うのは、その歌声だ。演奏と違い、歌は決してうまいわけではないが、サウンドとのアンバランスさになぜか心が惹かれる。ドナルド・バードの円熟さとブラックバーズのメンバーの若さと勢いがいい具合で融合したのだろう。
この曲は、Jungle Brothers(ジャングル・ブラザーズ)が“Tribe Vibes”のネタに使っているように、後半にかけてのリズムのうねりもすごい。ヴォーカルのユレユレ具合で最もいい味が出ているのが、メロウなB3 “April Showers”。
ディスコとフュージョンが融合したB1 “Walking in Rhythm”は、このアルバム最大のヒット曲。ビルボードで6位の大ヒットとなり、ジャズファン以外にもリスナーを広げるきっかけとなった。
Producer: Donald Byrd
1974年