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ソウル&ファンク大辞典

ソウル・クラシックスの大辞典を構築中! スマホ対応なので出先でもどうぞ。

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Excello Records

ゆるーいグルーブが病みつきになるスワンプブルースの名門

エクセロレコード Baby, Let's Play House,
Arthur Gunter, 1954
Excello Records(エクセロ・レコード)はナッシュビル初のブルース専門レーベルとして1953年に誕生した。全米中に注目されるきっかけとなったのが、カントリー歌手Eddy Arnold(エディ・アーノルド)の作品“I Wanna Play House With You”のアンサーソングとして、1954年にArthur Gunterがリリースした“Baby, Let's Play House”が、何とプレスリーにカバーされたことだった。エルビスのバージョンはアーサーのものとそっくりで、SUN時代のベストトラックのひとつとしてあげられている。

今でもシングル・コレクターに愛されているこのレーベルにはたくさんのシンガーがいたが、なかでも筆頭に揚げられるのがSlim Harpo(スリム・ハーポ)だろう。ローリング・ストーンズにカバーされた“I’m a King Bee(1957年)”や、頼り無さげな声で歌う“Baby, Scratch My Back(R&Bチャート1位。1966年)”などはスワンプの名作として何度も再発もされている。その他にもLightnin’ Slim(ライトニン・スリム)、Silas Hogan(サイラス・ホーガン)、Lazy Lester(レイジー・レスター)、Lonesome Sundown(ロンサム・サンダウン)らがいる。

南部独特のゆるくブルージーなサウンドの裏には、ルイジアナ生まれのプロデューサー、J.D. “Jay” Miller(JD・ジェイ・ミラー)の存在があった。人種差別主義者だといわれているが、レコーディングには当時の南部では異例であった白人と黒人の混成バンドを使っており、誰よりもブルースを愛していた。



Hoodo Party - Tabby Thomas
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