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『チョコレートドーナツ』のルディのように、フランス・ジョリもショウビジネスにずっとあこがれを持っていた。11歳の時には、学校をやめて、タレント業に専念している。13歳の時に“Come to Me”を作曲することになるTony Green(トニー・グリーン)と出会い、自身のプロデュースを申し込んだ。グリーンは、子供のオファーだったので、相手にもしなかったが、ジョリが15歳の時にその歌声を初めて聞き、翌日には“Come to Me”を書き上げて、レコーディングを決意したという。
1979年、Prelude(プレリュード)からリリースされたデビューアルバム“France Joli”は、大ヒット。ラテンフレーバーのアレンジはサルソウルを彷彿とさせる。シングルカットされた“Come to Me”は、ビルボード・ホット100の15位まで上昇。このとき彼女はまだ16歳だった。
その後も“Feel Like Dancing(1980年)”、“Gonna Get Over You(1981年)”等の佳曲を発表、業界内で高い評価を得て、大手Epic(エピック)への移籍も実現させるが、“Come to Me”以上の結果を残すことはできなかった。