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ソウル&ファンク大辞典

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Willie Colon & Ruben Blades / SIEMBRA

メガロポリスで生まれた民族音楽「サルサ」を代表する一枚

ルーベンブラデス Siembra,
Willie Colon &
Ruben Blades, 1978
ニューヨークのラテン専門レーベルFania Records(ファニア)からリリースされたウィリー・コロン&ルーベン・ブラデスの“Siembra”。このアルバムは発売当時、ラテン音楽として史上最高の売り上げを記録し、ニューヨークのサルサを世界が認知するきっかけとなった。

このコンビ作のいいところは、サルサをアメリカ音楽や文化とうまくミックスしたことだろう。フュージョンやディスコがスパイスで使われていたり、ニューヨークの雑踏が効果音で使われていたりと、アメリカ在住の音楽家によるラテンミュージックであることを堂々と宣言している。

ヴォーカルだけでなく、曲のほとんどもルーベン・ブラデス自身が書いており、プロデュースのウィリー・コロンの力も得て、全曲全てがマスターピースに仕上がった。

夜のニューヨークにラテンを根付かせたのが、Salsoul Records(サルソウル)だとしたら、全米にニューヨークがラテンのメッカのひとつ であることを知らしめたのが、ファニアであり、この『シエンブラ』だろう。

Producer: Willie Colon
1978年



Plastico - Willie Colon & Ruben Blades
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