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ソウル&ファンク大辞典

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Van McCoy / SOUL IMPROVISATIONS

ディスコの王様がイージーリスニングとソウルを合体させた極楽音楽

ヴァンマッコイ Soul Improvisations,
Van McCoy, 1972
ディスコ全盛期に一世風靡したVan McCoy(ヴァン・マッコイ)の“The Hustle”。誰でも一度ぐらいは、世紀のワンヒットワンダーともいえるこの曲の「ドゥ・ザ・ハッスル!」のかけ声を聞いたことがあるだろう。しかし、ディスコブーム直前の1972年の本作“Soul Improvisations”では、その面影は全くない(実はほんの少しだけ、後のディスコにつながる芽は入っているが)。

ヴァン・マッコイのデビューは1959年と非常に長いキャリアを誇るが、アーティストというより、曲の提供やレーベルの経営に力を入れ、フィリーソウルの重要人物のひとりとして貢献してきた。この“Soul Improvisations”をリリースした頃は、ちょうどプロデューサーとしても力を発揮しだしており、Stylistics(スタイリスティックス)のアレンジにも携わっていた。

この作品でもスタイリスティックスや初期のフィリーソウルを薄めたようなサウンドが溢れている。生粋のソウルファンには耐え難いかもしれないが、これがかなり気持ちいいのだ。ソウルというよりは、イージーリスニングに近い感じで、じっくり聞いても、聞き流しても、どちらでもいける。

1曲目の“I’m In Love With You Baby”なんて、曲自体は60年代ソウルの王道のような曲だが、何とも軽い感じで気持ちいい。“Let Me Down Easy”や“Just In Case”も気の抜けたスタイリスティックスのようだが、この腰砕け感がなかなかいい。数少ないアップテンポのタイトル曲は、ノーザンソウルとディスコが合体したような曲で、へっぽこ刑事が主演するドラマのサントラにピッタリだ。

人によっては駄作だといわれそうだが、全曲レベルも高く、捨て曲もないので、激オススメ。

Producer: Van McCoy, Joe Cobb
1972年



I’m In Love With You Baby - Van McCoy
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