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ソウル&ファンク大辞典

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Sweet Smoke / JUST A POKE

自由すぎてスターの座を逃してしまったフラワー・チルドレン

スウィート・スモーク Just a Poke,
Sweet Smoke, 1970
クラウトロックのバンドとして語られることもあるスウィート・スモークだが、彼らはニューヨークで結成された米国人によるバンド。プロになる直前にドイツに移住し、そこでレコード・デビューしたため、ヨーロッパのバンドだと勘違いされた。彼らはドイツの田舎でコミューンを形成していたというから、サイケデリック文化にどっぷりと浸かっていたようだ。

音はもちろんサイケデリック・ロックの影響を受けている。だが、エリック・クラプトンやジミ・ヘン、フランク・ザッパとともに、ジョン・コルトレーンにも影響されていたというから、ジャズの影響も相当感じる。根っからヒッピーなメンバーだから、自由に演奏をすればジャズ的になるのは当然の成り行きかもしれない。彼らのアーシーなロックと自由なジャズのミックスは、欧州系のプログレとは少し違い、脳よりも腰にくる感じで意外に気持ちいい。

この“Just a Poke”を制作後、彼らはすぐにバンドのバンに乗ってインドに行ってしまったので、アルバムが成功したことは、ネパールで出会ったドイツ人観光客に聞くまで知らなかったという。

メンバーはそれぞれが自由すぎて定着しなかったようだ。もう少し腰を据えて音楽に取り組めば、スーパースターにもなれたかもしれない。

Producer: Rosie Schmitz, Winfried Ebert
1970年



Baby Night - Sweet Smoke
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